冊子印刷の基本知識

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解像度とカラーモード

画像解像度とは、画像の密度の事です。

印刷用データには、密度の高い解像度の画像が必要となります。 使用する画像の解像度は原寸サイズ(※A4サイズで作成なら210mm×297mm)で350dpi程度が目安となります。 解像度が低ければ低いほど画質が粗く、ぼやけて印刷されます。 インターネット上の写真や、デジカメで撮った写真などは解像度が足りないので注意して下さい。

また、もともと解像度の低い画像の画質を上げることはできません。 (*低解像度データの解像度の数値を変更しても解像度が高くなることはありません)

モノクロ印刷の冊子を作る方の場合は、「カラーモードがグレースケールの場合は解像度600dpi」、 「カラーモードがモノクロ2階調の場合は解像度1200dpi」が目安となります。

画像データに関しては、印刷会社での基準があると思われますので、事前に確認しておいた方がいいと思います。


色の表現方法には「RGBカラー」と「CMYKカラー」の2種類のカラーモードがあります。
RGBカラー形式は、パソコンや液晶テレビの液晶ディスプレイや、ブラウン管、デジタルカメラなどで撮影された画像の色は、「赤」・「青」・「緑」の3原色の光の発行を利用した表現方法です。 本や雑誌・チラシなどの印刷物に使われる色は、CMYKカラー形式で表現されています。

印刷物に使われる「塗料」は、RGBカラー形式ではすべての色が表現できません。したがって、RGBカラー形式でつくられた印刷データを印刷する場合には、CMYKカラー形式にデータを変換しなければなりません。

エクセルやワード・パワーポイントなど、よくパソコンにはじめから入っているオフィス系のソフトなどはRGBカラー形式で表現されています。なので、エクセルでつくった資料などのデータを、プリンタなどで出力してみるとデータがCMYKカラー形式に変換されてしまうので、ディスプレイで見ていた色と違って出てきます。

データをRGBカラーで作成したままデータ入稿してしまうとCMYKデータに変換されて印刷されてしまう恐れがあるので注意しましょう。